宅建を取得してわずか半年。不動産未経験の状態で山梨にて独立開業を果たした宮崎さんに密着しました。
開業から2ヶ月。実際に現場へ出てみると、実務スキル以前に業界の当たり前がわからないという壁に直面します。
しかし、未経験だからこそ既存のルールに縛られず、ITスキルを活かした新しい不動産営業の形が見えてきました。
今回は、未経験者が店舗仲介で早期に成果を出すための具体的な戦略を解説します。
未経験の不動産開業2ヶ月目が直面する3つの不安

店舗仲介の世界に飛び込んだものの、現場では教科書には載っていない課題が次々と現れます。宮崎さんが感じている不安を整理すると、具体的には以下の3つです。
- 業界の監修や作法がわからない
- レインズの使い方や用語の理解
- 相談できる相手がいない孤独感
業界のルールや「当たり前」がわからない怖さ
最も大きな不安は、業者間のコミュニケーションにおける不文律です。ここに連絡していいのか?この交渉は失礼ではないか?という判断基準が、実務経験がないと掴めません。
くっつー:不動産業をやってみて率直な感想はどうですか
宮崎:やっぱり分からないところが多いので、その部分の怖さはありますね。業界の監修がわからないのがなかなか難しいです
くっつー:わかります。ここ交渉していいのかなとか、連絡していいのかなとか、最初は悩みますよね
実務におけるITツールと用語の壁
レインズ(不動産流通標準情報システム)一つとっても、未経験者には情報の読み解きが困難です。図面にある数字の意味や、業界用語の「AD」など、現場で使われる言葉の理解に追われる日々が続きます。
宮崎:レインズの使い方も分からないですし、広告の右下の数字は何だろうって思ったりします
くっつー:100%とか200%とか書いてあるやつですね。ADって何やろ、みたいな
一人社長が陥る「孤独」という最大のリスク
一人で開業すると、何が正解かわからないまま手探りで進むことになります。ミスが許されない不動産取引において、この孤独感は精神的なプレッシャーとなります。
くっつー:私も開業した時は全く同じでした。相談する場所もないし、手探りでやってる感じですよね
宮崎:なかなか人に聞けなかったりもするので、コミュニティに参加して環境を作りながらやっている状態です

私も開業当初は相談相手がおらず、全て一人で抱え込んで苦労した。聞ける環境があるだけで、経営のスピード感は劇的に変わるはずだ
店舗仲介で未経験が成果を出すための客付け戦略3ステップ

未経験者が最短で収益を上げるためには、従来の「元付け(管理)」に固執しすぎないことが重要です。具体的には以下の3つのステップで戦略を組み立てます。
- 既存の管理会社・デベロッパーとの協力体制
- 客付け(テナント仲介)への特化
- 自社メディアを活用した集客
管理会社やデベロッパーを味方につける
全ての物件を自分で開拓しようとすると、営業工数が膨大になります。山梨で影響力を持つデベロッパーや管理会社に対し、客付けの協力関係を申し出るのが効率的です。
宮崎:山梨でイケイケのデベロッパーさんが物件を持っているんですが、そこへ客付け仲介としてやらせてほしいという営業はありですか
くっつー:全然ありです。管理会社や強い事業者から客付けだけでももらうのは、営業効率を考えても非常にいいと思います
客付けに特化して営業工数を削減する
オーナーへの直接営業は時間がかかります。まずは既存の募集物件に対して、いかに早く最適なテナントをマッチングさせるかという客付けに特化することで、未経験でも介在価値を発揮しやすくなります。
WebメディアとSNSを組み合わせた独自の集客口
宮崎さんの強みは、前職のEC運営経験を活かした自社メディアの運用です。ブログ記事で集客し、そこから問い合わせた顧客を物件に繋げる仕組みは、従来の不動産業者にはない武器になります。
くっつー:自社メディアで集客して、マッチングが発生する仕組みですよね。本当に見やすいサイトで、X(旧Twitter)での発信も素晴らしいです
宮崎:店舗の物件を借りる時の注意点などの記事を載せて、物件紹介と二軸でやっています

店舗仲介は、いかに良質なテナント情報を握っているかが勝負だ。Webメディアによる集客は、最も強力な差別化要因になる
まとめ:未経験でも環境と戦略次第で道は開ける

不動産未経験での開業は、確かに不安や孤独がつきまといます。しかし、今回密着した宮崎さんのように、自身のバックボーンであるITスキルを不動産に転用し、適切な営業戦略を立てれば、開業2ヶ月目でも十分に戦っていけます。
店舗仲介はどこで戦うかと誰と組むかで結果が大きく変わります。業界の監修を学びつつ、自分だけの集客ルートを構築していきましょう。
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