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不動産開業を考え始めると、最初に気になるのは「開業したら何から動けばいいのか」ではないでしょうか。
- 会社設立はいつやるのか
- 宅建業免許の申請はどれくらい急ぐべきか
- 売上が立つ前に、どんな準備が必要なのか
- ひとりで開業する場合、営業や資金繰りはどう進めるのか
開業初月は、華やかなスタートというより、書類、申請、営業準備、銀行対応、固定費管理を一気に進める期間です。
この記事では、くっつーが独立直後に残していた開業ノートの内容をもとに、不動産開業1ヶ月目に何を進めるべきかを整理します。これから不動産会社を立ち上げたい方、宅建を活かして独立したい方は、自分の開業準備リストとして参考にしてください。
不動産開業1ヶ月目は「設立して終わり」ではない
不動産開業の初月は、会社を設立して終わりではありません。むしろ、会社を作ってからが本番です。
法人設立、宅建業免許申請、保証協会や団体への相談、銀行対応、ホームページや写真の準備、知人や前職関係者への連絡まで、やることが一気に押し寄せます。
特に不動産業は、宅建業免許がないと通常の営業活動に制限があります。申請してすぐ売上が立つわけではないため、開業初月から「免許が出るまでの空白期間」を見越して動く必要があります。
この空白期間を甘く見ると、売上が立つ前に資金繰りが苦しくなります。先に不動産独立開業でかかる資金の全体像を持っておくと、免許が出るまでに必要な現金を逆算しやすくなります。

開業したら、まずは会社を作ればスタートできると思っていました
会社設立はスタートラインです。そこから免許、銀行、営業準備を同時に進めないと時間だけが過ぎます
不動産開業で怖いのは、手続きに追われている間にも固定費は発生することです。だからこそ、初月は「まだ売上がないからゆっくり準備する」のではなく、売上を作れる状態へ最短で近づくために動きます。
会社設立、免許申請、営業準備、資金管理を分けて考えると遅れます。初月は、全部を同時に進める前提でスケジュールを組みましょう。
初週は法人設立と開業準備を一気に進める
開業初週でまず大きいのは、法人設立です。今回の話では、1月4日に会社設立へ動いた流れが出てきます。
ただし、1月4日にいきなり全部を始めたわけではありません。法人設立日を作る前に、公証役場での手続きや定款認証など、設立前に進める準備があります。
つまり、開業初月の行動は「会社を辞めた日」から始まるのではなく、退職前や有給消化中からすでに始まっていると考えるべきです。
体調が悪くても止められない手続きがある
開業直後のくっつーは、体調を崩しながらも法人設立の手続きへ向かっています。これは真似すべき美談ではありません。
大事なのは、独立直後には「自分が動かないと前に進まない手続き」が出てくるということです。
体調、家庭、子育て、資金繰り、退職直後の混乱がある中でも、設立日、申請日、書類提出日は待ってくれません。だからこそ、開業前から段取りを作っておく必要があります。
体調不良でも動かざるを得ない場面はありますが、最初から無理を前提にするのは危険です。開業日は、書類準備、家族の予定、資金繰り、体調管理まで含めて逆算しましょう。
写真やホームページも初週から準備する
開業初週には、ホームページ用の写真撮影や、発信に使う素材の準備も出てきます。
不動産業は、信用商売です。開業したばかりの会社は、実績も口コミも少ない状態から始まります。だからこそ、代表者の顔、プロフィール、専門性、事業内容が伝わる最低限の見せ方を早めに整える必要があります。
ここで大事なのは、完璧なブランディングではありません。まずは「誰が、何を専門に、どんな姿勢で仕事をするのか」が伝わる状態を作ることです。
2週目は営業準備と宅建業免許申請を同時に進める
開業2週目に入ると、手続きだけでなく営業準備も本格化します。ここを後回しにすると、免許が出た後に「さて、どこから集客しよう」と止まりやすくなります。
初月に並行して進めたい代表的な動きは、次の5つです。
- ポータルサイトや媒体への相談
- 前職の顧客や知人への独立連絡
- 登記補正や宅建業免許申請
- スーツや写真など見た目への投資
- 会計ソフトで固定費を見える化
媒体や営業先への相談は早めに始める
店舗仲介や事業用不動産で開業するなら、早めに相談先を作ることが重要です。
今回の話では、開業初期からポータルサイトや前職時代のつながりへ動いています。これは、すぐに売上を上げるためだけではありません。
自分が何を専門にするのか、どんな案件を扱うのか、誰に紹介してもらえるのかを、開業直後から周囲に伝える意味があります。
開業後の集客を飛び込み営業だけに寄せたくない場合は、初月のうちから反響導線も考えておく必要があります。独立連絡や媒体相談は、あとから問い合わせが増える仕組みへつながる入口として設計しましょう。
前職の顧客、知人、経営者仲間へ独立を伝えることは、売り込みではありません。自分が何を始めたのかを知ってもらい、将来の紹介や相談につながる入口を作る行動です。
宅建業免許申請はスケジュールに余裕を持つ
不動産会社として営業するには、宅建業免許の準備が欠かせません。
くっつーのケースでは、法人設立後に宅建業免許の申請へ進み、比較的スムーズに進んだ流れが語られています。ただし、免許取得までの期間は地域、申請内容、窓口の混雑状況によって変わります。
ここで重要なのは、「自分も同じ日数で進む」と決めつけないことです。
開業資金を考えるときは、免許取得までの期間、営業開始までの空白期間、事務所費用、協会関連費用、ホームページや広告費まで見込んでおく必要があります。
資金計画をざっくりで進めると、免許が出る前に想定外の支出で焦りやすくなります。初期費用、運転資金、固定費の見方まで含めて、開業資金をどこまで見ておくかを早めに具体化しておきましょう。
資金や固定経費のリアルな感覚は、数字を聞きながら整理した方がつかみやすい部分もあります。まだ記事化していない関連動画ですが、開業前に必要なお金を具体的に考える材料になります。
申請期間や必要書類は、自治体や申請状況によって変わります。開業準備では、都道府県の宅建業免許窓口、所属予定の協会、行政書士などへ最新情報を確認してください。
見た目と会計管理は信用づくりの一部になる
開業初期に、スーツや写真へ投資することも出てきます。これを単なる見栄と考えると、不動産業では少しズレます。
不動産は、金額の大きい取引や契約を扱う仕事です。特に開業直後は、会社の実績よりも代表者本人の印象、説明力、清潔感、準備の丁寧さが信用に直結します。
同時に、会計ソフトで固定費を見える化することも重要です。
開業初月は、売上より先に支出が見えます。設立費用、スーツ、写真、ホームページ、協会、免許、会計、事務所、移動費など、気づけばお金が出ていきます。
だからこそ、初月から固定費を見える化し、何にいくら使っているのかを数字で把握しましょう。
3週目以降は行政書類、協会、銀行、実態調査に追われる
開業3週目以降は、細かい書類や確認が増えていきます。
税務署、市町村、都道府県税事務所、年金事務所などへの書類対応。全日などの協会や保証協会への相談。銀行から求められる書類の準備。宅建業免許に関わる実態調査。
これらは、開業前にイメージしているよりも地味で、時間を取られます。
銀行対応では「設立直後の会社は何者か」を説明する
設立直後の会社は、銀行から見ると実績がほとんどありません。
だからこそ、事業計画、資本金、通帳、登記、免許申請の控え、本人確認書類など、さまざまな資料で信用を作る必要があります。
くっつーの話でも、銀行から多くの書類を求められた流れがあります。これは特別なことではなく、設立直後の会社では自然に起こりやすい確認です。
銀行へ提出する資料をそろえる過程で、事業内容、資金計画、固定費、収益見込みを整理できます。これは融資のためだけでなく、自分自身の事業計画を固める作業でもあります。
宅建業免許の実態調査は事務所準備のチェックになる
宅建業免許の手続きでは、事務所としての実態を確認される場面があります。
机、椅子、看板、表示、仕事ができる環境など、事務所として整っているかを見られるため、開業直後から「最低限の事務所らしさ」を用意しておく必要があります。
ここを甘く見ると、手続きが止まったり、追加対応が必要になったりします。
開業初月は、営業活動だけでなく、行政や協会から見ても事業者として問題ない状態を作る期間です。
開業ノートは、行動量だけでなく目標の精度を上げる
今回の内容で特に重要なのは、開業当時のノートが残っていたことです。
ノートには、当時の行動だけでなく、将来の目標も書かれていました。社員を雇うこと、売上目標、フランチャイズ展開、オフィスの場所など、後から見返すと実現しているものもあります。
これは、ただの偶然ではありません。
紙に書くことで、自分が何を目指しているのか、何を優先しているのか、どこまで進んだのかを後から検証できます。

開業ノートって、忙しい初月でも書く意味がありますか?
忙しい時ほど書いた方がいいです。後から見ると、達成できたことと修正すべきことがはっきりします
Googleカレンダーやタスク管理ツールも便利です。ただ、開業期の考え、焦り、目標、判断を残すなら、手書きのノートにも価値があります。
目標を書いて終わりではなく、数ヶ月後、1年後、2年後に見返す。達成したもの、ズレたもの、変えるべきものを確認する。これが、開業後の成長スピードを上げます。
やったことだけでなく、売上目標、採用目標、固定費、会った人、うまくいかなかったことも残しましょう。未来の自分が、次の判断をしやすくなります。
不動産開業1ヶ月目にやることリスト
ここまでの内容を、実務で使いやすいように整理します。
不動産開業1ヶ月目は、次のような項目を同時に進めることになります。
会社設立と基本手続き
- 定款や法人設立の準備
- 法務局への申請
- 登記後の各種届出
- 税務署、市町村、都道府県税事務所、年金事務所への対応
宅建業免許と協会関連
- 宅建業免許の必要書類確認
- 事務所要件の確認
- 協会、保証協会への相談
- 面接や実態調査への準備
- 看板、表示、机、椅子など事務所環境の整備
営業準備と信用づくり
- ホームページ用写真の準備
- プロフィール、専門領域、サービス内容の整理
- ポータルサイトや媒体への相談
- 前職の顧客、知人、経営者仲間への独立連絡
- 名刺、スーツ、見た目の整備
お金と目標の管理
- 会計ソフトの導入
- 固定費の見える化
- 銀行対応資料の準備
- 事業計画の整理
- 開業ノートへの目標、行動、反省の記録
このリストを見ると、不動産開業初月は「手続きの月」ではなく、「事業者として信用を作る月」だとわかります。
一方で、初月の勢いだけで進めると、資金繰り、集客、専門性の見せ方でつまずくこともあります。個人開業で不動産屋が失敗しやすい流れを先になぞっておくと、初月から避けるべき行動が見えやすくなります。
大切なのは、止まると困る手続き、営業開始に必要な準備、信用づくりの材料を優先して進めることです。完璧な準備より、前へ進む順番を間違えないことを意識しましょう。
FAQ
Q不動産開業1ヶ月目にまず何から始めればいいですか?
まずは、会社設立、宅建業免許申請、資金計画、営業準備の全体スケジュールを作りましょう。
会社設立だけを先に進めるのではなく、免許取得までの期間、営業開始までの空白、協会や銀行対応まで一緒に逆算することが大切です。
特に資金計画は初月の動きと直結します。不動産独立開業でかかる資金を見積もってから、設立日、免許申請日、営業開始までの空白期間を逆算しましょう。
Q宅建業免許が出るまでは売上を作れないのですか?
宅建業者としての営業には免許が必要です。そのため、免許取得前にできること、できないことを整理しておく必要があります。
ただし、免許が出るまで何もしないのではなく、ホームページ、写真、プロフィール、知人への独立連絡、資金計画、媒体相談など、準備できることは多くあります。具体的な営業可否は、必ず最新の法令や窓口情報を確認してください。
免許取得前後に何を準備しておくかで、その後の集客スピードも変わります。ホームページ、写真、独立連絡は、あとから不動産開業の問い合わせ導線として効いてくる準備です。
Q会社設立や免許申請は専門家に任せるべきですか?
時間を買うなら、行政書士や専門家に依頼する選択肢はあります。
一方で、自分で進めると手続きの流れや必要書類を深く理解できます。費用、時間、自分の得意不得意、開業スケジュールを見て判断しましょう。
不安がある場合は、全部を自分で抱え込まず、スポットで専門家へ確認するのも現実的です。
Q開業初月から営業活動は必要ですか?
必要です。ただし、いきなり売り込みをするという意味ではありません。
前職のつながり、知人、経営者仲間、媒体会社、協会、銀行などへ、自分が何を始めるのかを伝えることが大切です。開業初期は、信用と認知を少しずつ作る時期です。
ただし、営業活動を「とにかく売り込むこと」と捉えると疲弊します。初月の独立連絡や媒体相談は、将来の営業しない集客の土台になるように積み上げるのが理想です。
Q開業ノートには何を書けばいいですか?
行動、会った人、使ったお金、迷ったこと、うまくいかなかったこと、売上目標、採用目標、将来やりたいことを書きましょう。
大切なのは、きれいに書くことではありません。後から見返したときに、自分がどんな判断をして、何が進み、何がズレたのかを確認できることです。
まとめ:不動産開業初月は、手続きと信用づくりを同時に進めよう
不動産開業1ヶ月目は、会社設立だけで終わりません。
宅建業免許申請、協会や銀行対応、事務所準備、ホームページや写真、知人への連絡、固定費の見える化、開業ノートへの目標記録まで、やることは多いです。
ただ、すべてを完璧にする必要はありません。大切なのは、売上が立つ前に止めてはいけない手続きと、営業開始後に効いてくる信用づくりを同時に進めることです。
これから不動産開業を目指す方は、まず自分の初月スケジュールを書き出してみてください。
- いつ会社を設立するのか
- 宅建業免許申請はいつ出すのか
- 免許が出るまで何ヶ月分の資金を用意するのか
- 誰に独立を伝えるのか
- どんな専門性で選ばれたいのか
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