昨日、ついに不動産登記権利情報が手元に届きました。無事に登記が完了し、晴れて物件の所有者となったわけですが、今回私が購入したのは夜逃げされた店舗です。

もともと焼き鳥屋さんが入っていたのですが、2年間にわたって賃料未払いのまま夜逃げされてしまったという、いわゆる「訳あり」の状態でした。

なかには油の付いたロースターや椅子、机、さらには生ビールのジョッキまで残っている状態でした。

一般的にはリスクの塊に見えるこの物件で、いかにして利回り30%という驚異的な数字を叩き出したのか。私が4番手の申し込みから逆転し、330万円でお宝を手に入れた戦略を詳しく解説します。

夜逃げ物件が最強の資産になる!店舗不動産投資の逆転発想

夜逃げされた物件と聞くと、100人中99人は「リスクが高い」「片付けが大変そう」と避けて通ります。

しかし、店舗不動産に強いプロの視点で見れば、それはチャンスでしかありません。住宅不動産のようなレッドオーシャンで疲弊するのではなく、誰もが避ける場所にこそチャンスがあります。

具体的には以下の2つが大きなメリットです。

  1. 残置物は負債ではなく強力な資産になる
  2. 競合が少ないブルーオーシャンで安値で買える

残置物は負債ではなく強力な資産になる

一般的には撤去費用がかかるゴミと思われがちな残置物ですが、店舗投資においては即営業可能な設備へと評価が逆転します。

最近は内装工事費や設備代が驚くほど高騰しているため、居抜き状態で店を始めたいニーズは非常に強いのです。

今回の物件も、ロースターやビールサーバーがそのまま使える状態だったことが、後の爆速リーシングにつながりました。

競合が少ないブルーオーシャンで安値で買える

多くの投資家は「電気や水道が通るか分からない」という不安から、夜逃げ物件を敬遠します。みんなが怖がって手を出さないからこそ、価格交渉がしやすく、相場よりも圧倒的な安値で仕入れることができます。

私自身、今回の物件は土地・建物の価値と売り出し価格が乖離していないことを確認し、迷わず購入を決めました。

くっつー

誰もが嫌がる「夜逃げ」というキーワードにこそ、高い利回りを生む源泉が隠されている

  • 一般投資家が避ける物件ほどミスプライスが起きやすい
  • 店舗の設備は新しく店を出す人にとっての宝の山である
  • 住宅不動産にはない「店舗特有の歪み」を狙うのが定石だ

激戦の好物件を確実に落とす!15分の判断と信頼獲得術

ネットに公開された直後、問い合わせが殺到するような好物件を射止めるには、独自の戦略が必要です。

今回、私は4番手の申し込みでありながら、競合をなぎ倒して契約を勝ち取りました

その秘訣は以下の3つです。

  1. 3か月間の徹底的な相場観の醸成
  2. 15分以内の即断即決
  3. ノールックを否定する対面での信頼構築

相場観を養うための3か月の修行期間

私はこの物件に出会うまでの数か月間、あえて物件を買わずに毎日朝晩ひたすらアットホームを眺めていました。

エリアの場感覚がなければ、目の前の物件が本当にお宝かどうか瞬時に判断できないからです。

子供の面倒を見ながらスマホでこの物件を見つけたとき、わずか15分で問い合わせメールを送れたのは、その積み重ねがあったからです。

仲介担当者の心を動かしたスピード内見と対面

実は私の前に、3社が「中を見ずに買う(ノールック買付)」と申し込んでいました。しかし私はあえて翌日の12時に現地へ行き、仲介担当者と顔を合わせました。

仲介担当者:ほかの3社さんは見ずに買うと言っていますが、どうされますか?

くっつー:私は自分の目で見て、納得した上でその場で買付を書きます

担当者:わかりました。中を見て判断してくれるあなたに優先権をあげたいです

不動産は最後は人と人の信頼関係で動きます。スピードはもちろん重要ですが、最後は担当者に「この人に売ってあげたい」と思わせる誠実さが勝敗を分けました。

路線価と売り出し価格の乖離を瞬時に見抜く

投資判断の基準として、私は必ず「国が認める価値」である路線価を確認します。今回の330万円という価格が土地の値段とほぼ同等であれば、建物がどれだけボロボロでもリスクは最小限です。

「買って何かあっても死ぬことはない」という論理的な裏付けが、爆速の決断を支えました。

くっつー

スピードだけでなく実際に足を運ぶことで仲介会社との信頼を築くことが大切だ

  • 日頃からネットをチェックし、瞬時に判断できる目を養っておく
  • スピードだけでなく、実際に足を運ぶことで仲介会社との信頼を築く
  • ノールック買付が横行するなか、あえて対面することで差別化する

1日で募集停止!利回り30%を実現する戦略的なテナント募集と選定の極意

物件を買って終わりではありません。空室期間を最短にし、高い利回りを確定させるためのリーシング戦略が重要です。

具体的には以下の3つを実践しました。

  1. 理想・通常・最低の3パターンシミュレーション
  2. 広告を3日で下ろして「超レア感」を演出する
  3. 賃料よりも継続性と夢を重視した入居者選定

最悪のケースを想定した3段階の収支計算

私は購入前に、賃料9万円(理想)、7万円(通常)、5万円(最低)の3つのシナリオを作りました。

仮に最低の5万円で貸しても利回り15%を確保できるという確信があったからこそ、強気の投資ができたのです。

広告を3日で下ろして超レア感を演出する

客付けの際、私はあえてポータルサイトへの掲載を3日間で取りやめました。「早くしないとなくなってしまう」という希少性を演出するためです。

結果として、わずか数日で4件の問い合わせを獲得し、内見日を1日に限定することで、オーナー側がテナントを選べる有利な状況を作り出しました。

賃料よりも「継続性と夢」を重視した入居者選定

募集の結果、9万円の申し込みもありましたが、私は8万円で申し込んでくれたスナックのママさんに決めました。。

入居希望者:ずっとこの場所で自分のお店を持つのが夢だったんです

くっつー:その熱意、応援させてください。長く続けてほしいので、家賃も相談に乗ります

ママ:ありがとうございます。一生懸命頑張ります

シングルマザーとして働きながら、自分の夢のために修行を積んできた苦労人でした。目先の1万円よりも「この人なら物件を大切に使い、長く商売を続けてくれる」という確信を優先したのです。

くっつー

店舗運営は一過性の利益ではなく、テナントが長く繁栄し続ける「三方良し」の形が理想だ

  • 最悪のケースを想定したシミュレーションを事前に行う
  • 目先の賃料の高さよりも、テナントの人間性と事業の継続性を優先する
  • オーナー自ら入居希望者と対話し、夢を応援する姿勢を持つ

まとめ:店舗不動産投資は「人の想い」を形にする仕事

今回の夜逃げ物件への投資を通じて、店舗不動産には住宅不動産では味わえない魅力があることを再確認しました。

利回り30%という数字は、単なる投資の結果ではなく、誰もが避けるリスクを呑み込み、新しい店主の夢を後押しした対価だと考えています。

店舗不動産投資は、まだまだ参入障壁が高く、正しく学べば勝ちやすい市場です。

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