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不動産で独立したいけれど、自分にセンスがあるのか不安で、一歩を踏み出せない。経営者として「この人はセンスがあるな」と感じる人には、共通する瞬間があります。
私は独立して4年、独立したい方とは300人、経営者の方とは何百人とお会いしてきました。そのなかで「この人はセンスがあるな」と感じた瞬間は、5つの特徴に整理できます。
センスがある人の5つの特徴は、①「まわりのおかげ」と自然に言える人、②「運が良かった」と言える人、③即断即決で答えを持ち帰らない人、④自分からデメリットを提示する人、⑤「お金は一銭もいりません」と言える人です。
この記事では、その5つの特徴を順番に、私自身ができていたこと、できていなかったことを重ねてお伝えします。不動産で独立したい方は、自分にあてはめながら読んでみてください。
- 特徴1:「まわりのおかげ」と自然に言える人に応援と成果が集まる理由
- 特徴2:「運が良かった」と言える経営者が謙虚だと感じる理由
- 特徴3:答えを持ち帰らず即断即決する人が仕事を止めない理由
- 特徴4:良い点だけでなくデメリットも自分から伝えると、相手が安心する理由
- 特徴5:「お金は一銭もいりません」と言える人が、あとでお金につながる考え方
- これから不動産で独立したい方
- 不動産会社を経営していて、自分の姿勢を見直したい方
- 面談や営業で、お客さんの信頼を得たい不動産会社の方
特徴1:「まわりのおかげ」と自然に言える人

自分の実力だけでなくまわりのおかげだと思える人は、応援が集まり、次の成果につながる好循環に入ります。
1つ目のセンスは、成果を出している人ほど「まわりのおかげです」と口にすることです。私が尊敬する大家さんの話と、私自身の失敗の話でお伝えします。
大規模サロンを率いる大家さんが語った理由
神奈川県内で有名な不動産の大家さんがいます。1,000人ほどの大家サロンを運営し、何十億円分の不動産を借入で持ち、賃貸収入は年間何億円にもなる方です。
私はこの方から不動産投資や経営を学んでいて、勉強のために何十万円、何百万円を投じてきました。「どうしてそんなに大きくなれたのですか」と聞くと、驕ることなく「まわりのおかげです」と答えてくれたのです。
まわりのおかげと自然に出てくる人は、まわりが応援してくれます。すると次の成果が出て、好循環が回り続けます。
独立を支えてくれた奥さんや旦那さん、子どもの笑顔を見るために頑張れたなら、その子どものおかげでもあります。不動産の仲介で売上が伸びていくのも、自分の実力だけでなくまわりのおかげがあるからこそだと思えることは、とても大事だと私は考えています。
社員が全員辞めて気づいた全部自分のおかげではないこと
ちなみに私は、独立して2期目の半年ほどまで、すべて自分のおかげだと思っていました。
うまくいっているのは、自分の実力と知名度があるからだと思っていました
その結果、社員が全員退職しました。物件のネット掲載や電話対応まで自分でやることになり、営業に時間を回せなくなって、利益が下がっていきました。

そこからどうやって気持ちを切り替えられたんですか?
きっかけは社員が全員やめたことでした。自分のやり方が間違っていたと気づき、今あるのは社員のおかげだと思えるようになりました
社員が全員退職し、2期目に残った利益は12万円でした。
とてつもなく苦しい経験でしたが、まわりのおかげで今があると思えるようになったのは、このときからです。
特徴2:「運が良かった」と言える人

成功している人ほど「運が良かった」とさらっと口にします。
2つ目のセンスは、大きな成果を出していても、運が良かったと自然に言えることです。そう感じた場面が、私にはあります。
秋葉原の経営者がハイボール片手に口にした言葉
秋葉原で不動産会社を経営する、売上が何十億円にもなる大先輩の経営者さんがいます。社員も何十人といて、私が開業したときには、タクシーで駆けつけて開業祝いを持ってきてくれた丁寧な方です。
数か月前に2人で飲みに行き、私が「社員も何十人もいて、本当にすごいですよね」と話したときのことです。返ってきたのは「いや、運が良かったんだよね」という言葉でした。
さらっと運が良かったと言った瞬間に、かっこいい、センスがあると感じました。ハイボール片手にそう話す姿に、私は憧れました。
実力のうちだからこそ謙虚に運がいいと言う
運がいいのも実力のうちだと私は思います。それでも、謙虚に「運がいい」と言える姿勢が素晴らしいのです。
私自身も、最近は意識して「運が良かったですね」と言うようにしています。ただ正直なところ、まだ「俺がやった」という気持ちが強く、拭えていません。
1つ目と2つ目に共通するのは、自分に焦点を当てない謙虚さです。見栄を張らない姿勢が、センスにつながっていると私は感じます。
特徴3:即断即決で答えを持ち帰らない人

面談で答えを持ち帰らず、その場で判断できる人は、行動が早い人です。
3つ目は、私自身も実践している即断即決です。答えを持ち帰らない人は、物事の流れも早いと感じます。
自分がボールを持つと全体が止まる
私は面談でも「検討します」「ちょっと考えさせてください」とは極力言わないようにしています。自分がボールを持たないようにしているのです。
社長が「ごめん、ちょっと待って」と言うと、社員が止まり、目の前のお客さんが止まり、そのお客さんの先も止まります。全部が機能停止になってしまいます。
持ち帰って1日2日考えて出した答えは、あまりよくない結果になることが多いと私は感じています。その場で「やってみよう」「これはやめよう」と決めたほうが、うまくいく確率は高いです。
もちろん、失敗する確率もあります。それでも、ボールを持たないことは、経営するうえで大事にしています。
加盟を即決した人は成果も早かった
テナントの窓口に初期から加盟してくれた方が、いまは本部の執行役員として欠かせない存在になっています。2023年12月、名前も体制も整っていない時期の面談で「やります」とその場で決めてくれました。
加盟契約を締結して請求書を出して「1週間後にお振込みをお願いします」と伝えたところ、その30分後に動きがありました。完全未経験からスタートして、店舗の仲介でも大きな成果を出しています。
断るときも検討しますとは言わない
断るときにも「検討します」とは言いません。営業の電話もその場でお断りしますし、受けられないものは受けないとはっきり伝えます。
私自身、お客さんでも、ダメならダメとわかったほうがありがたいと感じます。断るときこそ、きちんと断ることが大事だと思います。
特徴4:自分からデメリットを提示する人

良い点だけでなく、デメリットも自ら伝える人は、相手に安心してもらえます。
4つ目は、自らデメリットを提示することです。人はどうしても、良い点だけを伝えたくなります。
店舗の紹介でも定期借家のデメリットを先に伝える
お店を出したい方に物件を紹介するとき「駅から徒歩3分でなかなか出ない物件です」「賃料は周辺相場より安く、専用エレベーターもあります」と良い点を並べる営業は、流暢で素晴らしいと思います。ただ、デメリットを伝えるほうが、相手は安心してくれると感じています。
同じ物件でも「定期借家ですので3年しか借りられません」というデメリットを先に伝えます。そのうえで「オーナーさんは次も貸したい意向ですので、定借であっても再契約していただける見込みがあります」と見通しも添えます。
あらかじめ決めた期間で契約が終わる賃貸借契約です。続けて借りるには再契約が必要になります。
引っ越しで感じた賃貸仲介のプロの伝え方
私自身、引っ越し先を探すなかで、賃貸仲介のプロの方から物件の提案を受けています。その方は、メリットもデメリットもきちんと伝えてくれます。
駅から3分ほどでなかなか出ない物件ですが、家賃は少し高めで、収納が少ないところが気になるかもしれません、と話してくれました。物件情報には、良い点と悪い点を添えた一言コメントが付いていて、焦らせず、じっくり考えましょうと言ってくれます。
良い点と悪い点の両方を言ってくれるから、この人は信頼できると感じました
賃貸仲介のプロと物件を探した動画
その方と物件を探した動画は、前回アップしています。ぜひチェックしてみてください。
特徴5:「お金は一銭もいりません」と言える人

目先のお金を追わない人は、結果的に目先のお金を追う人より圧倒的にお金が入ってくると私は感じています。
5つ目は「お金は一銭もいりません」とはっきり言えることです。私が日頃から言っていることでもあります。
不動産投資の相談でもお金はいただかない
動画を撮った日の朝にも、これから不動産を買いたいという方が来てくださいました。その方から「不動産投資のアドバイスやテナントの賃料相場を教えてもらっていますが、お金は大丈夫なんですか」と聞かれました。
私の答えは「お金は一銭もいりません」です。お金がどのタイミングで発生するのかを心配されていたのだと思いますが、うちは一切いただいていません。
理由は2つあります。1つは、その段階でお金をいただくものではないと考えているから。もう1つは、口コミが大事だからです。
「あの人に相談に行ったら、不動産を買いもしないのに1万5,000円取られた」と言われたら嫌ですよね。だったら完全無料で相談に乗ります。
そのあと不動産投資がうまくいけば、仲介の手数料や管理をお任せいただく形で、お金は戻ってくると考えています。オーナーさんとも、契約するまで一切お金をいただかない形でお付き合いしています。
独立を考える方とも、過去300人以上と面談してきましたが、一銭もいただいていません。もちろん、テナントの窓口に加盟いただく場合は費用をいただいています。
先にお金をもらおうとした副業時代の失敗
これも私の失敗です。2021年に副業をしていた頃は、先にお金をいただいてコンサルをしようとしていました。
今は良くないと思っているので、そうしていません。目先のお金に気を取られてしまうのは、よくないと感じました。
よくある質問
Q5つのセンスがすべて揃っていなくても不動産で独立できますか?
最初から全部できている必要はありません。私自身、5つのうち、まだ言えていないと感じるものがあります。
最初は意識してやるだけでもよく、繰り返すうちに意識しなくてもできるようになります。独立を考えている方は、自分はどうなのかと照らし合わせて見直してみてください。独立を見送ったほうがよい人の特徴も、不動産独立NGな人の特徴3選にまとめています。
Qまわりのおかげと自然に言えるようになるには何から始めればよいですか?
私の場合は、社員が全員退職したことで、今あるのは社員のおかげだと気づきました。
身近なところでは、独立を支えてくれた奥さんや旦那さん、頑張る理由になっているお子さんなど、支えてくれた人を思い浮かべるところから始められます。
Q値段が高いサービスでもその場で決めたほうがよいのでしょうか?
値段的にその場で決められないのは、私も理解しています。
それでも、面談で「やります」とその場で決める方はいて、そうした方は動きも流れも早いと感じます。
Qデメリットはどのように伝えればよいですか?
デメリットだけを伝えて終わらせず、見通しとセットで伝えます。
たとえば定期借家で3年しか借りられないというデメリットには、オーナーさんが次も貸したい意向で、再契約していただける見込みがあることを添えます。
Q相談を無料にしてどこで収益を得ているのですか?
相談の段階では、お金をいただきません。そのあと不動産投資がうまくいけば、仲介の手数料や管理をお任せいただく形で、お金が戻ってきます。
テナントの窓口に加盟いただいた場合は、費用をいただいています。
まとめ
不動産経営でセンスがある人の5つの特徴は、次のとおりです。やってみないとわからない部分はありますが、最初は意識するだけでも構いません。
繰り返してやるうちに、意識しなくてもできるようになります。私自身も言えていないと感じるものがあるので、まわりから「センスがある」と思ってもらえる人を、一緒に目指していきましょう。
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