不動産仲介業として独立して2年目。おかげさまで現在は順調に事業を拡大できていますが、実は開業当初、誰にも言えないような大きな失敗を経験しています。
それは、たった半年で250万円という大金を水の泡にしてしまったことです。
当時は、かっこいい経営者になりたいという野心ばかりが先行し、地に足がついていませんでした。家でご飯を食べながら自然と涙がこぼれ、夜も眠れない日々。
この地獄の6ヶ月で私が何を失い、何を学んだのか。同じ過ちを繰り返さないための教訓をすべてお伝えします。
私が不動産独立直後に250万円をドブに捨てた理由
私が独立して3ヶ月が経った2023年4月。私は店舗の不動産仲介業者向けマッチングプラットフォームというIT事業に手を出しました。
独立したからには社長として形に残る大きなサービスを持ちたい。そんな見栄と野心が、失敗の入り口でした。具体的には以下の3つの要素によって、250万円という大金が消えていくことになります。
- 240万円の外注開発費用
- 顧客不在のシステム設計
- 月5万円のランニングコスト
理想ばかりを追い求めたマッチングサイト開発
当時の私は店舗を出したい企業と店舗開発のプロをマッチングさせるサイトを作ろうとしていました。見積もりを取った際、安く抑える選択肢もあったはずなのに、あえて240万円もかかる会社に発注してしまったのです。
理由は単純で、安い会社のデザインがダサかったから。顧客にニーズがあるかも確かめずに、見た目のかっこよさだけで多額の投資を決めてしまいました。
本業の店舗仲介に集中すべき時期に、よくわからないITサービスの設計に奔走していたのです。
運用開始と同時にサービスを終了したクソバカな決断
2023年3月に発注し、半年かけてようやく9月にサイトが完成しました。しかし、出来上がった瞬間に私はそのサービスを潰す決断をします。
理由は、翌月から発生する月5万円のメンテナンス費用が払える見込みがまったくないことに気づいたからです。
開発期間中に営業を試みたものの、誰一人として使ってくれる気配がない。結局、1円の売上も上げることなく、納品から1ヶ月も経たずに250万円の投資は終了しました。

この時期はストレスが最高値に達しており、売上のすべてを投資に突っ込むというクソバカなことをしていた
地獄の6ヶ月から学んだ失敗する事業3つの共通点
250万円という高い授業料を払って、私はようやく目が覚めました。私が経験した地獄の6ヶ月を振り返ると、失敗する事業には以下の3つの共通点があります。
- 顧客ニーズの確認不足
- スモールスタートの軽視
- 本業(コア事業)からの逸脱
自分の理想論だけで設計されたサービス
最大の間違いは、顧客の声を一度も聞かずにこれがあれば便利だろうという自分の思い込みだけで進めたことです。
ユーザーが本当にそのマッチングを求めているのか、いくらなら払うのかという仮説検証をすべて飛ばしていました。
需要がない場所にいくら立派な建物を建てても、誰も入居してくれません。ビジネスの基本である悩み解決の視点が完全に欠落していました。
本業の店舗仲介を疎かにした横道への逸脱
当時は独立したてで、本業の店舗仲介もまだ不安定な状態でした。それにもかかわらず、専門外のIT領域に挑戦してしまった。自分の強みが活かせない場所で戦おうとしたことが、大きな間違いでした。

250万円あれば、家族でハワイ旅行に5回はいけた。それほどのお金を一瞬で溶かした痛みは今でも忘れない
失敗を成功に変える!正しい新規事業の立ち上げステップ
この大失敗を教訓に、私は事業の作り方を根本から変えました。現在展開しているテナントの学校などは、以下のステップを徹底して守っています。
- お客さんの声からサービスを作る
- 広告費や開発費をかけないスモールスタート
- コア事業とのシナジー(相乗効果)を重視
100人以上の要望から生まれたテナントの学校
新しく始めたオンラインスクールテナントの学校は、私の思いつきではありません。店舗仲介のノウハウを学びたいという声を、実際に何百人ものかたからいただいたからこそ形にしたものです。
いきなり高額なサイトを作るのではなく、まずは小さく告知をして反応を見る。ニーズを確信してから初めて投資を行うというスモールスタートを徹底しました。
本業の店舗仲介というコア事業から軸をずらさず、自分の得意領域で戦うことが成功への近道だと確信しています。

今の私があるのは、あの250万円の失敗があったからだと言い聞かせている
まとめ:何度でも立ち上がれば失敗は成功になる
250万円を失ったときは、本当に人生が終わったかのような絶望を感じました。
しかし、エジソンがそれは失敗ではなく、うまくいかない方法を見つけただけだと言ったように、私もこの経験を成功へのステップにすることができました。
失敗しても、そこから学んで立ち上がればいいのです。同じ過ちを繰り返さないための判断基準さえ持てれば、必ず道は開けます。
これから独立を考えているかたや、新しい事業に挑戦しようとしているかたには、私のような無謀な投資はしてほしくありません。
まずは地に足をつけ、本業で徹底的にお客さんと向き合うことから始めてください。
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